2018年6月16日土曜日

スーパーXとSG-1R

透明の接着剤は時間と共に黄変していく。
だったら最初から色付きの接着剤を使ったほうがいいんじゃないかと思い、 最終的に候補として残ったのがスーパーXとSG-1Rだった。
この2つはどこが違うんだろう?
考えてても分からないので、 2つとも買って試してみることにした。




硬化開始から10時間ぐらい経過した時点で撮影した。
使ってみた最初の印象は、 スーパーXは結構糸を引くが、 SG-1Rはあまり糸を引かない。
SG-1Rのほうが塗りやすい。

スーパーXもSG-1Rも手に付くと取れない。
石鹸で手を洗ってもいまいち落ち切らないので、 手に付くと非常に厄介。 原材料にシリコンを使っている接着剤ってみんなこんな感じなのかな?

硬化後はゴムのような質感になる。 折り曲げても破断してしまうようなことは無い。(もっとも、完全硬化まではまだ14時間ぐらい置かなくてはいけないらしいので、 その後の事は分からないが・・・・・、 おそらく今の性質とあまり変わらないと思う)

スーパーXは硬化後に指で触ってみると結構ベタベタする。
SG-1Rのほうはベタベタする感じはない。
指で押してみるとスーパーXのほうは指紋が残るが、SG-1Rのほうは残らない。

スーパーXもSG-1Rも、 板目紙、ダンボール、ポリスチレンの3種類の素材だったらどんな組み合わせでもOK。
強く引きはがそうとしたわけでは無いが、 十分に接着されている感じだった。

スーパーXもSG-1Rも、匂いは僅か。
溶剤系の接着剤のように使っていて頭が痛くなるようなことはない。

















スーパーXはホワイトと言うよりは生成りっぽい。
光沢がある。
写真ほど黄味は強くないが、 それでもホワイトではないのは確かだ。
写真で色味を伝えるのはとても難しい。


















SG-1Rは少し灰色っぽい。
スーパーXと比べると光沢が抑えられている感じ。


















輪切りにしてみた。
カッターで問題なく切れる。
スーパーXのほうは中心部がすこし生のままだった。
SG-1Rのほうは完全に硬化していた。

スーパーXよりもSG-1Rのほうが硬化後が硬いため、 若干カッターで切りやすかったような気もする。
まぁほとんど変わらないかな・・・・・。

塗るときの感触も硬化後の質感もSG-1Rのほうが扱いやすいような気がする。

表面に膜が出来るまでの時間は、 室温22℃の環境下でスーパーXが20分ぐらい、 SG-1Rが11分ぐらいだった。
表面に膜が出来るというのは指で触っても指に付着しない状態の事を指す。 強く押せば膜は破れてまだ固まっていない接着剤が飛び出してくるだろう。
接着剤は指にはつかないが、 指にくっついてきて結構伸びる。

指で押しても指にくっついてこないぐらいまで膜が強固なものになるには上記の時間にプラス10分ぐらいかな・・・・・。









まとめ。
私の用途ではSG-1Rのほうが使いやすい。
価格はどちらも同じ。

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SG-1Rは小さいチューブの選択肢はない。
135mlが最小サイズで、 この上は333mlと24kgがあるらしい。

50mlぐらいで細口チューブの物が出てくれたら有難いのだが、可能性は薄いだろうな・・・・・。
建築内装用ということなので、 一度開けたら一気に使い切ることが前提なんだと思う。
少しづつ消費していくことは想定されていないんじゃないかな。

SG-1R|タイル・コンクリート用接着剤|セメダイン
http://www.cemedine.co.jp/product/domestic/tile/sg1.html


これで、 無溶剤全固体接着剤の選定は終わった。
後は水性多用途の選定だけだ。



最後に、スーパーXとSG-1Rの箱のスキャン画像を載せておきます。
いつも不思議に思うのだが、 メーカーのウェブサイトにはなぜ箱の画像が載ってないんだろう?
店に行って接着剤を選ぶときは、 まず箱に書かれている注意書きを読むと思うんだけど、 なぜその最重要情報をサイトに載せないのか?

その点、 アマゾンは客の気持ちをよく分かっている。
商品ページに箱の詳細画像を載せているから。
もっとも、 こうゆう細かい事っていうのは巨大な資本力がないと出来ないことなのかもしれない。

接着剤メーカーの人たちも、 開発者であると同時に消費者でもあるはずだ。
客がなにを求めているのかは、 アマゾンを見習ってほしい。
少なくとも、 自社製品のアマゾンレビューぐらいは目を通しておいてほしい。

前置きが長くなってしまいました。
画像をどうぞ。


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